アメリカンとアメリカーノ

 以前、とある雑誌を買ってみていた時にエスプレッソ〇〇という、エスプレッソが持つイメージを食品に活かしたメニューが掲載されていました。プログラマーだけどエンジニア、コックだけどシェフ、言葉を総括し、イメージを使うことはよくあります。ただ、この時には説明書きに少し問題がありました。「エスプレッソの様に泡立てたものを使用」と書いてありました。どうやらこの店主はカプチーノかカフェラテをエスプレッソと勘違いしていたようです。
 
 この様に同じ飲食業界に携わっていながらも他分野になると製品の違いはよく分からなくなるものです。だから今回は改めて珈琲アレンジを知ってもらい、なんとなくで良いのでその製品の魅力を感じていただけたらなと思います。

「ドリップコーヒーとエスプレッソ」
 ドリップコーヒーは珈琲の粉に湯を通して抽出した珈琲です。量はおおよそ150mlで抽出されたものをそのまま飲むことが殆どです。エスプレッソは専用マシンで珈琲を高圧抽出した珈琲です。量はおおよそ30ml。力強いのであらゆるアレンジコーヒーのベースとなることもできます。因みにマキネッタで抽出される珈琲は高火力抽出であって、加圧抽出をするわけでは無いのでエスプレッソではありません。

「アメリカーノとアメリカン」
 こちらはうちのお店で一番多い勘違いです。アメリカンとはドリップコーヒーを湯で薄めたもの。アメリカーノとはエスプレッソを湯や水で薄めたものです。元々、珈琲のリキュールのような力強さを持っているエスプレッソと、既に味が飽和状態のドリップコーヒーをのばすのとでは味や香りに差があります。

「カプチーノとカフェラテ」
 書籍などにはフォームミルクが何割で、スチームミルクが何割でエスプレッソをミルクで割ったものとなっています。しかし、海外を見て回った私の独自解釈ですが、150mlぐらいのカプチーノカップ(主にヨーロッパで使用)と180mlぐらい入るマグカップサイズ(主にアメリカで使用)のカフェラテ。使う器の違いからエスプレッソとミルクの対比が変わり、同時にテイストの違い、名称の違いにつながったのでは無いかと考えています。要約するとカプチーノは珈琲が多め、ラテは牛乳が多めとなります。

 製品名を少し知るとオーダーする際の違いがわかって味のイメージもしやすいですね。他にも珈琲のアレンジは何種類もあります。自分の好みの珈琲の楽しみ方が見つかるといいですね。